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台湾出張中に親友の訃報。優しさが染みた(涙 [日本人と台湾人]

親友の死の知らせを聞いたのは台湾出張7日目のことだった。

幼い頃から兄弟のように育ち、よく喧嘩もしたし
唯一心の許せるヤツだった。

もう、会うことも出来ないと思うと、夜も眠れず、食欲もない。
思い出だけが脳裏からはなれず、ただ、ただ、悲しい。

2日後、ようやく出張作業が終わったものの、
何もする気にはなれなかった。
気持ちの整理がつかず、日本へ帰る気持ちにもなれない。

滞在先の安いホテルのフロントに宿泊の延長を申込み、
部屋でぼんやりしていた。

何も考えたくない。
ベッドで一人、ただ時間が悲しみを取り去ってくれることを願った。

夕刻、フロントの小姐から部屋に電話がかかってきた。
「食事、一緒に食べませんか?1階で待ってますから・・・」

考えてみたら昨夜から何も食べていないことに気がついた。

言われるままに、1階へ降り、従業員用の食堂へ案内された。

2人の小姐と1人のおじさん(後日、このホテルのラオパンだと知った)
と食事を摂った。
「明日も一緒に食べましょう・・・」と誘われ、部屋へ帰った。

次の日の夜、また部屋に電話がかかり、誘われるままに1階へ降りた。
テーブルの上にケーキがあった。
「ハッピーバースディ・・・」 
昨夜のメンバーと、このホテルの常連客のシンガポール人だった。

涙が出てきた。とめたくても止まらない。
うれしいのか、悲しいのか、分からない。一生分の涙が流れたと思う。
この夜、深夜まで皆が元気付けてくれた。

少しではあったが心の整理がつき、立ち直れそうな気がした。

翌日、ホテルをチェックアウト。日本に帰った。

ホテルの明細書を見てビックリ・・・宿泊の延長分や食事代は
一切含まれていなかった。
早々、ホテルへ電話をかけ、このことを告げると

「ラオパンの指示ですから・・・、それよりも早く元気になってくださいね・・・、
それから、台湾へ来たら、いつもうちのホテルを使ってください・・・」


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いい人に会うと、どんな悪いことがあっても今後に希望がもてますね。
素晴らしいお話しをありがとうございます。

>>
台湾とは、いろんな物を共有できる気がする。


「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」
311の震災で日本を支援してくれた台湾が地震で大変な事になっています。#台湾加油
うp主も、日本赤十字で募金をしようと思います。http://www.jrc.or.jp/
他の団体でも募金活動が始まったみたいだけど、結局は赤十字に集めるから最初から赤十字へ。

台湾人のツイッターによると、中国赤十字は国際赤十字社と関係ないそうです。
募金が届かないので気を付けて!ニセ募金も出回ってるので気を付けて!
日本赤十字に預ければ、ちゃんと国際赤十字社に送られます。
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