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寡黙で真面目なロシア人が、ガチギレしたアニメ [日本のアニメ漫画ゲーム]

大学時代のロシア人の友達をアニオタに育ててしまった話。

そんな彼は5日前、仕事の都合でロシアに帰ってしまった。

彼は来た当時は日本語を話せないこともあってか
寡黙で、とっつきにくい男だった。

そこで日本に慣れさせるために
数人の仲間同士で鍋をつつきながらアニメ鑑賞会をやることに。

ガンダム、マクロス、ギアス等を数週間にわたり見せて
リスニングの練習になればいいかと思っていたが、
あるアニメを見せたとき彼は激怒した。


以下ロシア語日本語英語を交えながら彼が話したこと

ロ「・・・このアニメはなんだ!なんで子供、しかも女の子に銃を持たせるんだ!!」

仲間1「ロシアでは銃なんてありふれていると思うけど?」

ロ「ありふれているが、アフガンに行った叔父がもし見たら卒倒するぞ!

なぜ日本のアニメでは子供に銃を持たせ大人は何もしないのか!?」

仲間2「落ち着いて・・・。」

私(黙って酒をコップに分ける)

ロ「子供に銃を持たせちゃいけないよ!
子供に銃を持たせるのは悪い大人だ!(酒を一気飲みしつつ)」


当時、ロシア人なんて某アニメのロシアンマフィアの
頭領のイメージしかなかったので、衝撃的な出来事だった。

世の中にはこういうやつもいるんだと、自分のステレオタイプの価値観を恥じることとなった。

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数年して、アニメ鑑賞会をやることになったが、
そのアニメの続編を見せてしまった。

ロ「・・・・ヨシカチャン(訛りあり)のお父さんはAT乗りだろうに、
ストライカーユニットなんて作っている暇あったら
スコープドックでさっさとぶちのめしてこい!」

その他「なんか怒りの方向性が違ってる!!w」

今やアニオタ+声オタになってしまった彼は、
ある程度の心のゆとりを持ったのか

ロ「親父が出ないのなら、俺がクアンタで対話を実現させてやる!!(服を脱ぐ)」

その他「やめろー!!!!」

以下自己規制w

・・・・・・ここまでアニメ好きになるとは思いもしなかった。


彼は結局ロシアに帰ってしまったが、彼のおかげで我々はいかに
ステレオタイプなイメージが役に立たないかを思い知った。

彼はいかに日本のアニメが面白いかを知った。

お互いが実りある体験をしたことでまた一歩大人になった。
こうして人は成長していくんだろうな・・。




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