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金閣寺に向かう道に迷子の黒人兄ちゃんがいた [日本人と外国人迷子]

数年前のこと。
自分は京都のとある私立大学に通ってたんだけども、
一人暮らしの自宅から
通学路を辿ってた時に、黒人の兄ちゃんに出くわしたんだ。

見るからに旅行者といった出で立ちで、片手に地図持ってきょろきょろしてたから

「これは迷子かな?」と思ったら
やはりそうだったらしく、
「Excuse me!」って声かけられた。


講義まであとちょっとという時間だったんだけど見捨てる事も出来なくて、
とりあえず話を聞いた所、テンプレ通り金閣寺に行きたくて迷ってたみたい。

ちなみに通学路は金閣寺に続く道から結構はずれた奥まった所だったので、
相当迷ってた事が窺えたよ。

とはいえ英語の内容は理解出来ても話す事は出来ない残念な頭だったので、
片言で
「金閣寺、バス、案内する」って一緒に来るよう言ったんだ。

幸い理解して貰えたようで、
がたいの良い黒人の兄ちゃんはニコニコしながら着いてきてくれた。


道中さすがに沈黙は辛かったのか、
「アメリカから来たんだ。カリフォルニアってって知ってる?」とか

「日本って良いね!京都に来たのもお寺巡りがしたくて来たんだ!すごく魅力的だよ!」等々
色々語ってくれたよ。

うまく返答出来なかったのが心残りだった。


あと
「もしかしてそこの大学の学生?あっ!授業は大丈夫なの!?」
ってすごい心配してくれたw

学生であることは肯定したけど
授業の事はまぁ心配させるのもなんだったので、大丈夫って言っておいた。

出席重視の授業だったから全然大丈夫じゃなかったけどwww

その後無事に金閣寺に向かうバスに乗せて、バス停の名前と
そこからの道順も教えれる範囲で教えて別れた。

市バスは英語も流れるから大丈夫だとは思ったけど一応ね。


嬉しかったのが、バス待ってる間に
「本当にありがとう!あそこから結構遠かったのにここまで一緒に来てくれて!
日本人って本当に優しいね!」
って手を握ってワイワイお礼言われた事。

身振り手振りで喜んでるのが伝えられてこっちも笑顔になったよ。


最後に「Have a nice trip! 」って覚えてた中学英語返したら、
乗ったバスの中からぶんぶん手を振りかえしてくれたのが印象的だった。

講義は結局欠席扱いになるほどの遅刻だったけど、すごく良い出会いだったよ。




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